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宇宙建築サークルって何?

更新日:2018年6月7日

     TNL永井さんへのインタビュー 

宙むすび運営部の永島です。

さっそくですがみなさん、宇宙に関係する団体にどのようなものがあるか知っていますか?知らないという人は結構いるのではないでしょうか。今後はそんなみなさんにむけて宙むすび運営部の記事で不定期に宇宙に関係する活動を行っている団体について紹介していきます。

記念すべき第一回目は宇宙建築学サークルTNLさんです。今回はTNLの代表である永井さんに直接インタビューをさせていただきましたのでインタビューの内容をからTNLという団体についてご紹介させていただきます。


永島:そもそもTNLという団体は何を目的とした団体なのでしょうか。


 永井さん:TNLは宇宙建築というまだまだ規模が小さくあまり知られていない分野について一人でも多くの人に知ってもらい、その裾野を広げていくことを目的とした団体です。これだけ宇宙開発人気が高まっている中で、特に建築という分野については多くの人が存在すら知らないということが多いと思いますが、それを周知させていくことでより多くの人がこの分野に関わっていってほしいと思っています。


永島:なるほど、なるほど。ちなみに不勉強で申し訳ないのですが宇宙建築とは具体的にどの様なことをする分野なのでしょうか。


 永井さん:宇宙建築は宇宙における人間の居住空間を扱う総合的な分野です。現存するものとしては国際宇宙ステーションが挙げられ、月面や火星の基地、月軌道上の施設等の建築も計画されています。


 永島:ということは宇宙に人が生活することができる空間を設計・建築することが宇宙建築であるということですね。


 永井さん:その通りです。


 永島:そしてその宇宙建築という分野を周知させているのがTNLさんということでしょうか。


 永井さん:はい。


 永島:なるほど、では宇宙建築を周知させる為にTNLさんが実際にどのような活動をされているのかをお聞きしてもよろしいでしょうか。


 永井さん:はい、私達TNLの一番大きな活動としましては宇宙建築賞という宇宙建築に関するアイディアを対象にしたコンペの運営をしています。まいかい違うテーマを出して、そのテーマについて多くのアイディアの募集があります。


 永島:受賞についてはどのように決めているのですか。


 永井さん:宇宙関係の方や建築関係の方に審査委員としてご協力いただき募集されたアイディアを審査していただいております。


 永島:どのようなアイディアが募集されるのでしょうか?


 永井さん:毎年のテーマに沿って様々なものが募集されます。賞を取るような型の作品はとても質が高くユニークなアイディアですよ。もしそのアイディアについて気になる方がいらっしゃれば宇宙建築賞の受賞作品をまとめた「宇宙建築」という本が出ているのでそちらも参考にしていただきたいですね。


 永島:すごいですね、本も出しているのですか?


 永井さん:はい、本を出すというのは宇宙建築を周知させるうえで非常に効果的な施策であると思います。その為、私たちの目標の一つとして新たな本を出してみたいとも思っています。


 永島:また新たな本が出るのですか。次はどのような本が出るのでしょう。


 永井さん:内容については特にまだ決まっていませんが、本を書く為に勉強会などを行ったりしています。


 永島:その勉強の内容とはどのようなことをやるのでしょうか。


 永井さん:勉強の内容は毎回違いますが、その回の度に誰かがテーマを持ってきてそれについて話し合ったり、調べたりします。厳密には本を書くための勉強会ではなく、この勉強会の目標の一環として本を出したいと考えているというところです。


永島:なるほど、ということは勉強自体は普段からされている活動でありその質をさらに上げる為に本を出すという目標を立てているということでしょうか。


 永井さん:その通りです。加えてこれまでサークルの内部でやっていた勉強会に外部の方を招くようにして宇宙建築の周知活動にも取り組んでいきたいと思っております。


 永島:様々な方法で宇宙建築を広める活動をしているのですね。そろそろ時間になりますので最後にしますが今後TNLさんという団体をどのようにしていきたいかというのを教えてください。


 永井さん:宇宙建築という分野についてまだまだ広めていくために日本中に支部を増やしていきたいです。今年TNLには東北支部ができましたのでひとまず各地区に1つを目標に頑張っていきたいと思っております。


永島:ありがとうございます。日本中どこに行ってもTNLの話や宇宙建築の話を聞けるようになる日を楽しみにしています。以上TNLの永井さんのインタビューでした。


インタビューの後の永井さんです。手に持っている本には宇宙建築賞の受賞作品がまとめあります。興味がある方は是非書店で手に取ってみましょう。


© 2018 soramusubi

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